鳥取相続遺言相談センターの
相続手続きに関する相談事例
鳥取の方より遺言書についてのご相談
2022年01月20日
遺言書に書いていない財産が見つかったのですが、どうすればよいかわかりません。行政書士の先生、教えてください。(鳥取)
行政書士の先生、お世話になります。私は鳥取に住んでいる50代の女性です。
私は両親とともに鳥取の実家で暮らしておりましたが、この度鳥取市内の病院で父が亡くなりました。父は生前遺言書を作成していたので、その遺言書の内容に従って相続を進めておりました。
ところが、先日父の部屋で遺品整理をしていたところ、押し入れの奥から遺言書に書かれていない鳥取市内の不動産の権利書が見つかりました。先祖代々受け継がれた不動産のようですが、娘である私もこの不動産の存在を全く知らなかったので、恐らく手つかずのまま放置し、遺言書にも書き忘れたのだと思います。
この鳥取市内の不動産はどのように扱えばよいでしょうか?(鳥取)
遺言書の中で「記載のない遺産の相続方法」が指定されていない場合は、遺産分割協議を行って決定します。
まずは、お父様の作成された遺言書の中に、「遺言書に記載のない遺産の相続方法」について指定されていないかを確認しましょう。
相続財産を多くお持ちで把握しきれないという方の中には、「本遺言書に記載のない財産は〇〇に相続する」などという書き方をされる方もいらっしゃいます。もし遺言書の中に似たような内容の記載があれば、その記載内容に従ってください。
遺言書にそのような旨の記載がない場合は、相続人全員で遺産分割協議を行って、該当の遺産を分け合うことになります。預貯金等の金銭であれば法定相続分に従って分割することができますが、ご相談者様のような不動産の分割の場合は注意が必要です。
不動産の分割は、その財産について相続人全員で遺産分割協議を行い、まとまった内容を遺産分割協議書として書き記します。その作成した遺産分割協議書に従い相続手続きを行います。なお、不動産の名義変更をする際はこの遺産分割協議書が必要となりますので覚えておきましょう。
遺産分割協議書の書式について特にルールはありません。手書きでもパソコンでも作成することができます。ただし、相続人全員の署名、実印の押印と印鑑登録証明書を準備することが必須となります。
鳥取相続遺言相談センターでは、鳥取や鳥取近郊にお住まいの皆様の相続手続きに関するお困り事をサポートさせていただいております。
遺言書が見つかったけれど書き方が曖昧で財産をどう扱えばよいかわからない、遺言書の内容で親族が揉め事になりそう…などといったお悩みで相続手続きが滞ってしまっているようでしたら、まずは一度、鳥取相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用ください。
鳥取相続遺言相談センターではスタッフ一同、鳥取エリアの皆様に寄り添い、スムーズな相続手続きが実現できるよう最大限のお力添えをいたします。鳥取にお住まいの皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。