鳥取相続遺言相談センターの
相続手続きに関する相談事例
鳥取の方より遺言書についてのご相談
2023年08月02日
行政書士の先生に伺いたいです。遺言書を作成したいのですが、作り方が分かりません(鳥取)
鳥取在住の者ですが、最近体調を崩しがちなので死後のことについて考えることが多くなりました。妻がすでに亡くなっており、1人で鳥取に住んでいます。子供が3人おり、不動産も所有しているため、相続時に揉めないか心配です。知人に相談してみたところ、遺言書を作成して財産の分け方について書面に残しておいてはどうかと言われ、遺言書を作ってみようと思いましたが、作成方法が分からず困っています。書きかえられてしまったり、紛失してしまわないようにしたいのですが、確実な遺言書の作成方法を知りたいです。(鳥取)
遺言書の作成方法についてご説明いたします。
ご相談者様のおっしゃる通り、ご自身の財産を希望通りに分割するには遺言書が有効です。相続では、基本的に法律で定められた内容よりも遺言書の内容が優先されます。遺言書があれば、相続が発生しても相続人同士での話し合いを行わずに遺言書の内容通りに手続きが進められるため、相続人同士のトラブルのリスクを下げることができます。
それでは、遺言書の種類についてご説明いたします。遺言書は大きく分けて3つの種類があります。
- 自筆証書遺言…自筆で作成する遺言書です。費用がかからず手軽に作成でき、財産目録を本人以外の人が作成しても有効です。しかし、法律に則った書き方をしないと無効になってしまうため注意が必要です。また開封の際に家庭裁判所での検認が必要です。
※2020年7月から法務局にて自筆証書遺言の保管をすることができるようになりました。法務局で保管している自筆証書遺言は検認は不要です。 - 公正証書遺言…公証役場で公証人の立ち会いのもと作成する遺言書です。原本が公証役場に保管されるため、書き換えや紛失の心配がなく、公証人が方式に則って作成するため確実に残すことができます。しかし、費用がかかるため注意が必要です。
- 秘密証書遺言…遺言者自身が作成した遺言書を公証人が証明するという方法です。本人以外が遺言書の内容を知ることなく作成できますが、内容の不備で無効となってしまう可能性があります。
ご相談者様のように確実な遺言書を作成したいという方には、公正証書遺言の作成をおすすめします。また、内容に不備が無いよう作成するには専門家に依頼すると確実な内容で遺言書を残すことができます。
鳥取相続遺言相談センターでは、鳥取の皆様の遺言書作成等の生前対策をサポートしております。初回は無料で相談を受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。遺言書の作成方法や内容など遺言書についてアドバイスさせていただきます。