戸籍の基礎知識

戸籍は出生や結婚だけでなく、亡くなった際の手続きにも必要となる大事な書類です。
こちらでは、戸籍とはどのようなものなのかをご説明します。

戸籍の種類

そもそも戸籍とは、出生から亡くなるまでの身分関係（出生・結婚・親族関係等）を記載した台帳のことをいいます。
戸籍には以下のような種類があり、相続手続きにおいても様々な場面で要求されます。

戸籍内全員の身分事項が記載された写しのことを「戸籍謄本（戸籍全部事項証明書）」、個人または複数人のみの身分事項が記載された写しのことを「戸籍抄本（戸籍個人事項証明書）」といいます。
取り寄せる際には間違いのないよう気を付けましょう。

相続が開始すると、まずは戸籍を取り寄せ、相続人を明らかにする必要があります。

相続人を確定するため、被相続人の出生から亡くなるまでの戸籍謄本（戸籍全部事項証明書）を取り寄せます。
多くの方は生まれてから何度か転居をしているため、亡くなった時に住んでいた住所地だけではなく、昔住んでいた住所地を管轄する役所にもそれぞれ問い合わせなければなりません。

このように、戸籍収集には想像以上の時間と労力を要することがあります。
戸籍の収集漏れがあると相続手続き自体が滞ってしまうという事態になりかねませんので、正確に行いましょう。

なお、戸籍は不動産や銀行口座の名義変更、相続税の申告時にも提出を求められる大切な書類ですので、大切に扱いましょう。

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